武士と米事情~給料を米でもらい、派手な生活で借金も… 連載54
筝の演奏家として所属している、毎年恒例「くれなゐ楽団」コンサートの会場で、思いがけず「お米」の差し入れをいただき、江戸時代の武士の給料は米であったことを思い出しました。そこで今回は・・・
筝の演奏家として所属している、毎年恒例「くれなゐ楽団」コンサートの会場で、思いがけず「お米」の差し入れをいただき、江戸時代の武士の給料は米であったことを思い出しました。そこで今回は・・・
小作農家に生まれた私は雪深い山村生活を送っておりました。冬の通学は坂道の多い4キロの道程を、草鞋を履きコートを着用して登下校をしました。 お正月は旧暦でした。年越し前になると年貢を・・・
私が主人の元へ嫁いだ時代は、茶部屋に「ほいろ」(赤土で作ったお茶を揉む台)があって、そこで摘んだお茶を揉んだり仕上げをしたりしていました。そして椎茸も「やき」といって、広い炭火の周・・・
お盆は江戸時代以前から武家や貴族の行事とされ、江戸時代になり一般庶民に広がりました。 世の中が平和になると共に、いろいろな物が生産され、流通も発達すると、仏壇や提灯に使うロウソクも・・・
最近、都会では所有者不明の空き家が増えているそうだが、中山間地では地主不在の土地や山林がどうなるか心配されている。 現状では先人達が整備してくれた土地台帳や地図を見ながら地境を判断・・・
先日、箪笥の底から変色した古新聞数枚を見つけました。 「人類月に第一歩」の活字が躍る1969年7月21日付の新聞です。およそ50年前の新聞です。 38万キロの旅をしたアポロの月面写・・・
戦時中の話です。 私は軍需工場で働くことになり、ある工場へ配属されました。 昭和19年12月に起きた東南海地震で、天竜川の鉄橋の一部が崩落してしまい、不通となってしまいました。私た・・・
今と違い、江戸の街の夜は「ぬばたまの闇」。闇の黒は深く濃く、夜の街を照らすのは月明かり、星明りの他に、所々ポツリとある掛行燈と提灯が、周囲をぼんやりと照らしているだけです。 眠るこ・・・
私が昭和10年に入学した新潟県柏崎町の学校区は、狭い砂浜で操業する数隻の近海漁船と、里山沿いに点在する僅かな田んぼと畑がある半農半漁の集落だった。 我が家は小さな町工場で、何とか高・・・
つい最近、傘の話でこんな時代になったのか……と思う出来事がありました。それはビニール傘。 今は100円で手に入る時代になりました。傘が100円です。こんな安価で手に入れることが出来・・・