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2021年09月22日

ワクチン接種進むなか「ブレークスルー感染」の恐れも…引き続き感染予防を

新型コロナウイルスのワクチン接種で、2回目を終えた人が人口の5割を超えた。65歳以上では88%が2回接種を終えているが、64歳以下ではまだ29.5%。

こうしたなか、感染者数の減少傾向がみえてきた。東京都内の新規感染者は50日ぶりに1000人を下回った(9月6日発表)。新たな抑制策が加わったわけではないので、やはりワクチン効果なのか。しかし、専門医は「現状は、医療提供体制が十分に良い方向にいく数ではない」と戒める。ワクチン接種後も感染する「ブレークスルー感染」も報告されている。政府のコロナ対策分科会・尾身会長は「ワクチン接種で気が緩むことが最大のリスク」と言っている。

これから冬に向かって乾燥し、ウイルスが広がりやすい季節となる。インフルエンザの流行も心配だ。ワクチン接種と感染対策の両立が必要。
厚労省が9月15日の「老人の日」にあわせて公表した国内の100歳以上の高齢者は8万6510人となり、51年連続で過去最高を更新した。そのうち88.2%を女性が占める。

国内の最高齢者は福岡市に住む118歳の田中カ子(かね)さん、男性は奈良市の上田幹藏さんで111歳。田中さんは英ギネスレコード社から「存命中の世界最高齢」に認定されている。テレビでは、山梨県甲府市長がオンラインで養護老人施設を訪問し、長寿を祝う様子が伝えられた。コロナ禍ならではの「敬老の日」の一コマである。

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