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孫と夏休み思い出づくり~工作など一緒に宿題チャレンジを
小中学校の長い夏休みもいよいよ折り返し地点を迎えている。夏休みといえば、子どもたちにとっては工作の課題がある。コロナ禍で外出もままならない子どもたち、そして大人もストレスを発散できないでいるだろう。そんなときに「あーでもないこうでもない」と言いながらする課題制作は、楽しい時間となるに違いない。そこで、孫と一緒にできる手芸や工作をいくつかご紹介しよう。孫の性別に関わらず、子どもが興味をもつものと、祖父祖母の得意分野を活かして夏休みの素敵な思い出を作ろう。
祖父母はサポート役
一緒に考えアドバイス
夏休みの宿題で、祖父母が一緒に何かを作るとき、気をつけなければならないことがある。祖父母はあくまでも孫のサポートだということだ。何を作りたいか、どういう風に作りたいか、それを決めるのは孫だ。そして孫が行き詰まったときは、「こうしろ」と言うのではなく、一緒に考えた上で「こういう方法があるよ」「こうしてみたら?」とアドバイスする程度にとどめるのがよい。
子どもたちに喜ばれそうな5つの工作、手芸の特徴やコツを紹介しよう。課題はテーマを決めて、やり方を探すところから始まる。孫たちと一緒に、ワクワクしながら探していただきたい。
■紙すきでハガキを作成
牛乳パックを再利用した紙すきは、環境への意識を高めることが期待できるのでお勧めの工作のひとつだ。
1リットルの牛乳パック1枚で、ハガキを2枚作ることができる。すく時に植物や毛糸などを入れて模様をつけると個性が出る。また、すき型枠というものが必要だが、大きめの豆腐のパック底に無数の小さな穴を開けて代用することも可能だ。
■手芸
小学校中学年くらいになると、縫い物に興味をもつ女の子は多い。素材は孫の年齢や興味に合わせると良いだろう。
フェルトで作った食べ物をタッパーに詰めたり、自分が描いた絵を刺繍して額に入れたり、アイディアは豊富にある。簡単な形のぬいぐるみなら、小学生でも作ることができる。テーマが恐竜や乗り物などなら喜んで作る男の子もいることだろう。
■ハーバリウム
ハーバリウムは「植物標本」という意味。用意するものは、好きなプリザードフラワーやドライフラワー、透明なガラス瓶、保存用の専用オイル、そして無水エタノール。無水エタノールで消毒した瓶に、植物を配置していく。そこに保存用オイルを入れて蓋をして完成だ。
作業は簡単だが、見た目は豪華で、特に女の子には喜ばれそうだ。
■木製家具
よく作られるのは子供用の椅子などだろう。工作用キットも販売されているので、それらを用いるのも一案だ。木工教室に孫と共に参加してもいいだろう。キットの利用を禁止している学校もあるので、確認が必要。
■ペットボトルロケット
少し難しそうだが、作り方を入手し、それに倣えば簡単に完成する。
ものには、力を加えると、必ず元に戻ろうとする習性がある。ペットボトルロケットに空気を入れたとき、中の水に力がかかる。その水が元に戻ろうとする力が、ペットボトルロケット本体の運動エネルギーとなって飛ぶということだ。この原理を上手に説明するのが祖父母の役目だが、原理がわからなくても楽しめる工作になるだろう。
経験豊富な祖父母は、工作をしているうちにどうしても手を出したくなることだろう。そこはグッと堪えて、見本を見せる程度にしたい。材料を2セット用意し、孫の行程に合わせながら祖父母も一緒に作るのもいいのではないだろうか。
今年の夏は、是非孫と一緒に工作し、いつまでも心に残る思い出を作ってもらいたい。
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