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2021年03月03日

「薬の飲み忘れ」防ぐ方法は?ピルケースの「スマイルメディくん」

加齢に伴い、医療機関で処方される薬の種類が増えていく人は少なくない。このとき困るのが薬の飲み忘れだ。飲み忘れだけでなく、服用したかどうかが曖昧になってしまうことも多い。日常的に薬を服用している人なら、このようなことは年齢に関わらず幾度となく経験しているはずだ。そこで今回は、ピルケースと会話しながらきちんと薬を服用する、そんなグッズを紹介しよう。

服薬する時間知らせてくれる

薬の飲み忘れを防ぐために、読者のみなさんはどんな工夫をされているだろうか。デジレクトの代表取締役・五十嵐貞治さんは、健康と薬の飲み忘れについてこう語る。
「薬の飲み忘れという社会問題の解決策として、当社の主力商品であるコミュニケーショントイの技術で、何かお役に立つことができないか?という思いがありました。シニア層の生活シーンには健康というキーワードがあります。同時に薬を飲む方が多いのもこの年齢以降の方々。そこで飲み忘れ改善のお手伝いが健康維持にも繋がると考えました」
そして誕生したのが『スマイルメディくん』という医療関連グッズだ。

『スマイルメディくん』はコミュニケーショントイ(※注)の要素をもつピルケースといえる。救急箱の形をしながら笑顔があり、両手に乗せられる大きさが可愛らしい印象を与える。
背面の引き出しに、基本的に1日分(朝・昼・夜・寝る前)の飲み薬を収納。薬服用の時刻を設定すると、その時間ごとに「お薬の時間ですよ」と知らせてくれるというものだ。特徴はそれだけではない。音声認識機能ではないが、まわりの音や声に反応して、健康、食べ物、睡眠、ことわざ、運動などの雑学や、早口言葉などさまざまなことを教えてくれる。

早口言葉・ことわざなどを話す
コミュニケーショントイ機能も

例えば「青葉は目の薬っていうことわざ知ってる?」「一緒にいればボクは幸せ!」など約600種の話をする。それぞれの話は時間帯によって配慮されており、利用者にとっては一日の中の小さな緩急が生まれるようだ。
脳の活性化が期待される早口言葉も「生麦生米生卵」の定番から「瓜売りが瓜売りに来て瓜売り残し売り売り帰る瓜売りの声」といった長めのものまであり、一緒に練習することを促してくれる。これらの音声を聞き逃したときのためのリピート機能もある。

脳の活性化も期待
「飲み忘れが改善した」

現在、『スマイルメディくん』はギフト需要が多いという。
「お陰様でメディくんの声掛けによって薬の飲み忘れもなくなり、お話しもしてくれるので楽しく過ごしているようで感謝されました」「最近祖父母の薬の管理に悩んでいるところにスマイルメディくんのことを本で知りキュンときました」
と、利用者の家族を通して、有効に活用されている様子がうかがえる。

薬の飲み忘れは、疾患の種類によっては非常に深刻な問題だ。『スマイルメディくん』に限らずこのようなグッズを利用することで、くれぐれも薬を飲み忘れないようにしたいものだ。
なお、『スマイルメディくん』に関するお問い合わせは、有限会社デジレクト/電話042・686・0671まで。

※注)コミュニケーショントイとは…ぬいぐるみや人形、ロボットで、歌や会話、動きで人と交流する玩具。

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