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2020年07月01日

今日から始まるレジ袋有料化義務。購入するか、それともマイバックか…?

7月1日からすべての小売業を対象に、プラスチック製買い物袋(レジ袋)の有料化が義務づけられる。すでに大手スーパーやドラッグストアなどでは、義務化に先んじて有料化が進められており、スーパーのレジで「レジ袋は有料ですがどうされますか?」と聞かれた読者の方も多いことだろう。

レジ袋の有料化は、海洋プラスチックゴミによる海の汚染や焼却による二酸化炭素排出を減らすためで、地球規模の課題である。海に捨てられたプラスチック容器は、5ミリ以下のマイクロプラスチックとなり、それを魚など海洋生物が摂取、その魚を食べる人間への影響も懸念されている。
海洋プラスチックごみ問題は、2015年のG7サミットで世界的課題であることが初めて提起された。さらにG20大阪サミット(2019年6月)で、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加汚染をゼロにする「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」が採択された。国連環境計画によると、レジ袋の法規制実施国は127カ国にのぼる。

大手コンビニではレジ袋を大きさに応じて1枚2~5円で有料化するなど、価格は各社の自主判断。「消費者がレジ袋使用を辞退する割合は平均8割近くにのぼる」と環境省では見ている。
また、植物などを原料とするバイオマス素材の袋を有料で販売するスーパーや、プラスチック容器の全廃に取り組む外食チェーンの動きなどもある。

有料化を機会に買物にはマイバックを持参し、外出時には水筒を携帯するなどプラスチックに頼らないライフスタイルに変革、一人一人が意識改革をする必要があるのだろう。(老友新聞社)

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