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2020年03月03日

新型コロナ、リスクが高いのは私たち高齢者。まずは個人でできることを

新型コロナウイルスの国内感染が拡大している。とくに中国・武漢への渡航歴がなく感染源がわからない陽性者が出てきたことで、さらに感染の拡大が心配されている。
政府の対応も、水際での防御から感染者を重症化させない医療体制増強へと移った。

中国・武漢を中心とした重症感染者・死亡者の多くは高齢者だ。国内での感染者を診た医師によると、風邪のような症状が長引き、だるさが続く特徴があるという。
政府は一般の人がどのような場合、医療機関を受診すべきかの目安を発表した。それによると、
①37・5度以上の熱が4日以上続く
②強いだるさ、息苦しさを感じる
③高齢者、糖尿病や心不全の疾患がある人は発熱などの症状が2日間程度続く
―こうした場合、全国536カ所にある「帰国者・接触者相談センター」(保健所など)に連絡し、紹介された「帰国者・接触者外来」を受診するよう指針を示している(連絡先など詳細は厚生労働省ホームページ参照)

リスクの高い患者を早く発見するため、厚労省は民間・大学の検査機関へも依頼をして新型ウイルス検査能力の拡充を図っていく方針。さらに検査対象者を、中国渡航歴があるなどの縛りを外し、医師の総合的判断で決められるようにした。

「大半の感染者は軽症にとどまっている」というが、リスクが高いのは私たち高齢者。特効薬もなく、新型コロナウイルスの正体はつまびらかでない。手洗い、マスクの着用、水分補給など日常生活でできることは徹底して実践、食事をしっかり摂り、十分な睡眠・休養を取るなど、まず個人でできることに努めよう。

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