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第2の人生へ…起業するシニアをサポート!「チャレンジS」の活動とは
以前、本紙にて紹介したお出迎え・送迎・同行サービスを提供する『ベルサポ』をご記憶だろうか。そのベルサポを主宰する松下正宏さんが委員会メンバーのひとりとなって新たなグループを立ち上げた。第二の人生に向けて起業したいシニア世代や、不安や孤独を抱える一人社長をサポートするためのグループ『チャレンジS』がそれだ。発足当初はシニア世代が中心であったが、現在は幅広い年代からの会員を増やしている。起業に興味がある人に関わらず、第二の人生を充実させたいと思っている人にも役立つ情報がありそうだ。
不安や孤独感を解消
一人社長や、これから起業したいと思っている人ならではの不安や孤独。それをサポートするために設立されたグループ『チャレンジS』。その委員を務める松下正宏さんは、まず自分の経験談を語ってくれた。
「私も中小企業向け公益経済団体の会員になっていて、そのセミナーにも参加しましたが、いつも『そういうことが知りたいんじゃないんだよ』と思ったんですよ」
パソコンを使った集客や、企業保険についてなど、そういったセミナーが中心だという。しかし、
「私たち一人社長は、もっと初歩的なことが知りたいんです。HPを作るには誰に頼めばいいのか、事務所はどうすればいいのか、何より、人脈をどうやって作っていけばいいのかといったことです」
と松下さんは言う。そして、同じような思いを抱いている一人社長が多いことを知った。
初歩的なノウハウや人脈作り
会員同士が支え合う
「『ベルサポ』はレンタルオフィスを利用しているのですが、そこで顔見知りになった人たちと話してみると、みんな孤独で、全てのことをひとりでするため効率が悪く、様々な情報も入ってきにくいと思っていました。そこで営業、マーケティング、HP、経理など、それぞれの得意分野でお互いがサポートし合うグループがあるといいねということで立ち上げたのが『チャレンジS』なんです」
もちろん、多くの企業や団体が、ビジネスマンのための交流会を開いている。
「そこで出会った人たちを顧客にしたいと思っている人たちも多いということです。過去に、うまい話にのせられてかなりの金額でHPを作った人がいるんですが、『チャレンジS』で他の会員に『自分なら5万円で作ってあげるのに』と言われていました」
と松下さんは現状を語る。と同時に、50代以上の半数以上が起業を考えているという。「一人社長で会社を興しても、三分の一の人は3年以内に辞めてしまいます。そういう人が少しでも減るといいと思うんですよ。先のHP作成の話もそうですが、会社を興すときもできるだけ資金をおさえたいですよね」
起業自体、誰に相談すればいいかわからない人も多いだろう。
「現在は資本金が少なくても株式会社を設立することができます。でも、そういうことを知らない人が実に多い。『チャレンジS』がそういった人たちの役に立つといいと思うんですよ」
サイト内に4つの広場
動画やSNS通し交流
『チャレンジS』のサイト内にはコミュニティー広場、サポート広場、WINWIN広場、交流広場の4つの「広場」が作られており、その広場のテーマに沿って活動している。各会員はコミュニティー広場に自分の専用ページを持つ。そこで動画や同時にSNS(インターネットを通して他人との交流ができるツール)で自分を知ってもらうことができる。
「このページから各会員に問い合わせをすることができます。問い合わせは会員以外の人からも歓迎です。その問い合わせから仕事に結びついていきますから。会員同士の場合は、ギブ&テイクで会員価格になることもあるようです」
交流広場は勉強会をしたり、ゴルフコンペやボウリングをしている。その後は飲み会になることも。個々の役職や年齢、有名か無名か、そこでは一切無関係で、楽しみにしている会員が多いという。
現在、『チャレンジS』への入会には簡単な審査があるが、人生を前向きに生きようと頑張っている方なら大歓迎だそうだ。
起業はさておき、勉強会等興味のある方は、ぜひ一度サイトをのぞいてみてもらいたい。
『チャレンジS』
電話03・6322・1080
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