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「昭和レトロ」ブームとは? Z世代の若者たちが関心
最近、子どものころに飲んだ、あのメロンソーダを見かけることがある。一時は、よほどの田舎町でもないかぎり見ることができなかったものが、「なぜ今?」と思った方もいるのではないだろうか?実は、ここ数年、『昭和レトロ』がブームなのだという。リサイクルショップや、ネットのフリーマーケット、オークションでも昭和に生まれた品々が売り買いされているという。そこで今号では、どんなものが売れているのか、売りたいものがある場合はどこで売ればよいのか、その情報や方法を紹介しよう。
オーディオ・家電・食器・玩具ほか
私たちの世代は、とかく物を捨てられない人が多いものだ。使われずにしまい込まれたものの中には、今人気の昭和の品々が眠っている場合も多いのではないだろうか。それらの品物の中には、フリーマーケットに出せば予想以上に高い値段で売れるものがある。
では、どんなものが人気なのであろうか。
・オーディオ製品(ラジカセ、ポータブルCDプレーヤー、レコードプレーヤー、またレコードなども)
・家電製品(黒電話、扇風機、ブラウン管テレビ、ラジオなど)
・家具(洋服ダンス、ちゃぶ台、ソファ、ダイニングテーブル、椅子など)
・食器(ガラス製品、陶器、漆器など)
・衣類(着物、着物をほどいた布地、洋服、ファッション小物など)
・食品(未開封のお酒など)
・フィルム用カメラ
・玩具(キャラクターもの、ゲーム機、ブリキのおもちゃなど)
・その他(置き物、キーホルダーなど)
大雑把ではあるが、このような物が売れ筋だ。逆にいえば、あらゆる昭和の物に売れる可能性があるということだ。
売買の主流はフリマアプリ
利用のコツと注意点
ではどうやって売るのか。簡単なのはリサイクルショップに買い取ってもらうという方法だ。昭和レトロの扱いの多い業者を選ぶのがコツ。電話や郵送で査定してくれる店や、商品を引き取りに来てくれるところもある。
一方、主流はフリマアプリの利用とも言える。『Yahoo!フリマ』『メルカリ』『ラクマ』の3つのフリマアプリが国内の主流だ。
商品の値段は、他の出品物を参考に自分で決めることができる。出品手数料や販売手数料が各々異なるので、出品のルールを見る際にその点も確認したい。
▼注意点
リサイクルショップは品物を渡して精算すればおしまい。逆にフリマアプリは、閲覧者からの問い合わせに答えたり、梱包、発送も自分で行わなければならない。送料も出品者負担ということもある。リサイクルショップ、フリマアプリ、自分にどちらが向いているか、判断して利用することをおすすめする。また、収益が高額になると課税の対象になることもお忘れなく。
▼フリマアプリ利用のコツ
フリマアプリを利用する際のコツを、簡単に記しておこう。
昭和レトロの品物は未使用でも劣化していることが多い。製品に関してわかることはすべて明記したい。
・製品そのものの状態説明(キズ、割れ、カビ、色落ち等の有無など)
・備品の有無(箱、説明書、保証書等)
・製造年月日(不明な場合は購入時期などを記載すると親切)
・作動(正常に動くか等の説明)※作動しなくても売れることがある。
製品を売るためには、しなければならないことはいくつもある。しかし、それが売れたときは格別な喜びを得られる。むしろ、その達成感を得たくてフリマアプリを利用して出品する人が多いのではないだろうか。
インスタ映えする昭和の景色・建物
ところで、昭和レトロのブームは、実はZ世代と言われる20歳前後の若者たちの間に起きているとう。洗練された町や建物の中で育ってきたZ世代には、昭和の景色や物が「インスタ映え」するのだろうという人や、親が生きてきた時代の昭和に興味があるのだろうという人がいる。
いずれにしても、Z世代の若者たちが昭和レトロを楽しみ、売り手の私たちも昭和レトロを懐かしく思いながら新しいこと、有益なことができたら素晴らしいのではないだろうか。
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