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お菓子の「なるほど!」発見~「ロッテおかしの学校」見学コース
工場見学の人気が出はじめてから、すでに10年以上が経っている。工場見学の影響なのか、昨今は社会見学も人気だ。工場見学も社会見学も、コロナ禍で中断した企業、施設が多かったが、昨年後半から再開し始めたところが多い。そこで今回は、前号で紹介した清酒『澤乃井』の酒蔵見学(東京・青梅)に続き、孫と一緒に足を運べそうなロッテ(本社:東京都新宿区)浦和工場の見学施設『ロッテおかしの学校』をご紹介しよう。
孫と一緒に食の楽しさ・食の知識を学ぶ
『ロッテおかしの学校』は埼玉県さいたま市にある。
JR武蔵浦和駅から徒歩5分。工場の敷地に足を踏み入れると、すでに甘い匂いが感じられる。
建物に入ると、入口付近には『ガーナチョコレート』や『雪見だいふく』『パイの実』などのロッテの人気商品をそのまま大きくしたスツールが置かれている。もちろん、実際に座ることも可能。
チョコレートをテーマにしたトリックアートもあり、出だしからすでに何枚も写真を撮ることになるだろう。
ガーナチョコレートを使ったトリックアート。
おもしろいポーズをとって写真撮影も
ところで、ロッテはチューインガムの製造販売から始まった企業であることは、ご存じの方も多いだろう。そのガムの製造販売から「噛む」ことへの研究が深まり、歯の健康に関わるキシリトールガムも発売された。
そのためロッテは事業活動として噛むことの重要性や研究成果を発信し、同時に食育にも力を入れている。
つまり『ロッテおかしの学校』も、ロッテが提供する「食の楽しさ・食の知識を学べる場」=「学校」なのだ。ゆえに見学のスタートは、まず「教室」でロッテの歴史や商品について「勉強」をすることから始まる。
見学は『パイの実コース』と『ガーナチョコレートコース』があり、どちらを見学できるかは行ってからのお楽しみだ。
教室では、ロッテの様々なお菓子の歴史や環境に関する取り組みなども紹介される。
見学前に教室でお菓子の勉強(写真上)
かわいい『パイの実帽子』を自分で組み立てて被ろう
そしていよいよ見学通路へ。そこはまさに圧巻。チョコが流れてくる様子から目が離せない。
窓ガラス越しに工場内を見学できるので、工場で働く人たちが、見学者に気づいて手を振ってくれることもある。これには子どもたちも大喜び。
最後にはお菓子の詰め合わせのお土産もあり、楽しい締めくくりになる。
ガラス越しに見える製造ラインは、清潔さはさすが(写真上)
デジタルを使った説明と「本物」の工場見学で興味が一層増す
見学を通して「パイの実のパイ生地は64層もあったのか!?」「六角形なのはパイ生地を無駄にせずにできるだけ使い切るためとは!」と、見学者は「なるほど!」と関心するそうだ。
この機会に読者のみなさんも孫を連れて訪れてはいかがだろうか。懐かしいもの、新しい発見など読者世代にも楽しめるものが溢れている。
2つの見学コース
●『ロッテおかしの学校』(所要時間:90分)
埼玉県さいたま市南区沼影三丁目一―一(ロッテ浦和工場内)
▽見学コースはパイの実、またはガーナチョコレートのいずれか。当日の工場のスケジュールにより決まります。
▽一般の方はWEBから予約を。https://www.lotte.co.jp/kengaku/
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