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医療と健康

2024年08月16日

消極的休養と積極的休養

皆さんは休みの日をどのように過ごすことが多いでしょうか。「日ごろの疲れをとろうと寝すぎてしまってかえってだるくなってしまった」「遊び過ぎて疲れが全然抜けない」「夜更かしをして寝不足になってしまった」という失敗談もよく聞かれます。

休養とは、体を休ませ、体を養うことで、疲労回復をはかる必要な要素の一つです。

休養には、何かをするために休む消極的休養と、何かをしてリフレッシュする積極的休養の二つがあります。たとえば、肉体的疲労が重なっている場合、睡眠や入浴をしっかりとる消極的休養で肉体的な疲労回復を優先させましょう。マッサージなどで筋肉疲労を改善し、リラックスするのもよいでしょう。

一方で、仕事上のストレスなど、精神的な疲労がひどい場合には、軽い運動をしたり、気晴らしに外出をしたり、誰かとコミュニケーションを取ったり、趣味に没頭するなどの積極的休養が有効です。この2種類の休養を上手に取り入れることで、質の良い休養がとれ、疲れもとれやすくなります。

いずれにしても、ポイントは、とりあえずいつも通りに近い時刻に起きることではないでしょうか。休日だからといってだらだら寝ていると、生活リズムが崩れていきます。つらい週明けを迎えないためにも、いつもと同じ時間に起きてみましょう。前向きな気持ちで過ごしやすくもなります。

また、積極的休養をとる際には、決して無理をせずに少し物足りないなと思うくらいにとどめておくことも大切です。

満喫しすぎて疲れないこと、リフレッシュしてまた頑張ろうと思えることができるのが良い休養です。

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!

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