趣味
2024年11月07日
「パリの空高く遠くへ槍が飛ぶ笑顔弾けて日本の槍が」2024年11月入選作品|老友歌壇
老友新聞2024年11月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)
一 席
パリの空高く遠くへ槍が飛ぶ笑顔弾けて日本の槍が
王田 佗介
パリオリンピック槍投げで優勝した北口榛花選手。輝く笑顔が印象的でした。「槍が飛ぶ」の一点に焦点を合わせた事で、オリンピックの感動が力強く伝わります。
二 席
油凪ぎ入道雲のわきたつを浜名湖に見る日の暮るる頃
岡本 政子
油凪ぎとは、海面が油を流したように波が立たない状態の事。油凪ぎ・入道雲・日暮れの言葉が呼応し合って情景が見える一首です。
三 席
ワッショイと神輿担いで汗だくに通り過ぎ行く浴衣涼やか
藤澤 忠男
汗と神輿と浴衣。日本の夏だなぁと思わせますね。「通り過ぎ行く」で神輿を担ぐ人々の動きを出し、結句を浴衣の涼やかさで収めて秀逸です。
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