趣味
2018年02月22日
1月は特選2作品と無審査が2作品。|皇寿書壇2018年1月入選作品
今月は「蘭の斯れ馨きに似」という作品とほか1点が特選に選ばれました。無審査は2作品。(編集部)
特選
石田 良三
読み=蘭の斯れ馨きに似、…
千字文の一節を自運にてお書きくださいました。
結体の悪い文字もありますが、丁寧な筆調で確りと沈着に穂先を紙面に入れて、ご高齢ですが二四文字すっきりと余白美しく纏めていることを高く評価し特選とします。
亀村 游石
読み=善陣なる者、戦わず
穂先は紙面をしっかり捉えて書線の安定感があります。形意よろしく力感充分で語句の意である強い信念といったものが表現されているようで見応えのある作となりました。
無審査
塚田 濤石
楷書作は字形を方形にして沈着な筆致で一つの味わいを有す作です。
行書作は落ち着いた運腕で緊密感があり布置も良い作です。
草書作は一気呵成に書かれたように思われますが、結体を考えて緩急肥痩の変化を付けて見事な作です。
松原 滋柳
隷書作は「清」字の結体が悪かったものの、温和な雰囲気がありゆったりした空気が漂っております。
自運書二点は「和気…」と書してくださいました作の方が流麗で運腕よく動き一貫した調子があり風合いのある作となっております。
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