趣味
2017年08月22日
見応えのある楷書作が特選に。皇寿書壇2017年7月入選作品
今月は見応えのある楷書作が特選に選ばれました。無審査の作品は3名選ばれました(編集部)
特選
八木 宇香
暢達した線条で切れ味鋭く「坐」字の終筆の横線を長く引き全体を安定させ気骨ある筆致で風韻豊かに見応えのある楷書作です。
無審査
塚田 濤石
楷書作はいままでよりも線を肉厚にしてお書きになり気宇大にして結構もゆるぎなく堂々の作です。
行書作は落ち着いた運筆で字肌の美しき仕上りです。「曝」字の左右の払いの裾を長く引き造形に工夫もありますが「衣」字をくずしすぎた感があり安定を欠いたことが惜しまれます。
草書作は筆脈を通し一貫した調子で造形の妙が有り完成度も高いのですがもう少し肥痩の変化を加えてもよろしいかと思います。
栗野 孤舟
手漉の紙質と筆圧・運筆の速度・筆に含ませる墨量等がよく合致し沈着な筆致で形意よろしく書線に深みがあり枯淡にして味わい深き作です。
齋藤 北城
結体整斉にして重厚な筆致で五文字纏めてくださいました。
「高・安」字の律動感ある造形から語句の意のごとく安らかな眠りを表現しているかのような温和なる書きぶりに好感。
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