趣味
2017年02月13日
2017年1月入選作品|皇寿書壇
特選
丸山 茂保
過ちを「傷」にするか「糧」にするか、人間は過ちを過ちと認めることから進歩が始まるのかもしれません。
さて、明るい筆線で丁寧に落ち着いて書し、楷書の構成は難しいものですが以前よりも字形が安定して整い、能く改め学書してきており特選とします。
特選
谷後 桂明
真面目な学書態度がよく伝わる太宗皇帝の晋祠銘を臨書されて、今回初めてご出品下さいました。
原帖の線に比して固さはあるも良く形臨されております。これに悠然柔剛なる原帖の用筆とその形意を追究されることを期待し特選とします。
無審査
鈴木 瑞峰
体調を崩されたとのことですが三体共に健勁なる線条です。
まず楷書作ですが「亦」字の横線の傾きが結構を悪くしております。重厚で骨力有すだけに惜しまれます。
行書作は鮮やかな筆線で紙面に美しく映え思いきりの良い送筆で堂々とした巧妙な作です。
草書作はそれぞれの結体はよろしいのですが、造形を考えすぎたのか筆脈がやや途切れていることが残念です。
栗野 孤舟
手漉紙が程良く滲みを生じ、温潤で沈着に五文字布置よろしく収まっております。
形意も整斉で風韻を有し骨格の安定感見事です。
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