趣味
2021年03月15日
「水仙のエールを受けてウォーキング」2021年3月入選作品|老友川柳
老友新聞2021年3月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天 位
水仙のエールを受けてウォーキング
内田 美也子
水仙の群落は目をうばう程ですね。又、たとえ一輪でも気品があります。選者も心惹かれる花のひとつです。昔、室生犀星(さいせい)先生が「花が食べ物でないということは、何という徳であろう」と詩の中で仰っておられました。
地 位
母が居るだけで足向く里の家
山路 義隆
何の説明も要りません。ただ「おかあさぁん!」偉大な引力です。
人 位
介護士の爪に見惚れる美しさ
王田 佗介
美しい爪は健康であるあかし。人柄まで美しい方でしょうね。美しいものを美しいと感じる心が大切なのですね。
五 客
攻めて来る老いを蹴飛ばすウォーキング
原島 幸男
その意気その意気とエールを送りたくなりました。
豆を煮る亡母の味をたぐり寄せ
中川 栄子
豆を煮るには本当に「根(こん)」が要ります。きっとお母上の味に仕上がったことと存じます。
偶(たま)に来て点数稼ぐわが息子
新井 純一
いいことではありませんか。「点数稼ぐ」がほほえましいですね。
チャレンジへ定年はないなせば成る
阿部 良子
昔は「六十の手習い」。現代では「八十の手習い」もございますね。
誰れも来ぬ一人正月寝正月
岡本 政子
皆が息を潜めているようなお正月でしたね。コロナ禍から一日も早く抜け出せますように力を合せましょう。
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