趣味
2019年09月25日
「景色よりガイドの旗を追うツアー」2019年9月入選作品|老友川柳
老友新聞2019年9月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天 位
景色よりガイドの旗を追うツアー
山路 義隆
せわしい旅の実感が出ています。「あそこは、もう少しゆっくり眺めたかったのに」と。
地 位
雨の日の司会者まずは雨を詫び
野澤 玲子
会の主催者は当日の天候が気になるもの。司会者たるもの「私のせいではありません」などと言ってはおられません。まずは謝りますね。
人 位
生きるとは修業と思う八十路坂
冨田 いつ子
昔、吉井勇先生の歌に『われ今年はじめて思いいたりたり無惨なるかな老いちふものは』とご自身の老いを嘆かれた歌がありました。「修業」と思われる作者の前向きの姿勢は素敵。
五 客
クラス会あのマドンナも歳をとり
新井 純一
「憧れの君」沁々とします。
筋トレへ片足立ちで皿洗い
阿部 良子
小まめに心掛けることが何よりですね。
青春が昭和演歌で甦る
本庄 一郎
懐かしいあの歌、この歌。自らの人生と重なって思い出されます。
税金で給料もらい弛んでる
王田 佗介
「弛んでる」が効いてますね。
病状を付き添いだけに言う主治医
山路 義隆
聞く方は辛いお役目ですね。快くなられるといいですね。
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