趣味
2019年03月19日
「八十路なお残り火燃やす辞書といる」2019年3月入選作品|老友川柳
老友新聞2019年3月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天 位
八十路(ヤソジ)なお残り火燃やす辞書といる
櫓木 香代子
座右に常に辞書があること。師であり、友である辞書。大切な存在ですね。
地 位
賀状来ぬ友を案じる老いの日々
鈴木 曻
気にかかりますね。誰方にも覚えあることです。お元気だとよろしいですね。
人 位
われの膝居座る蠅(ハエ)と日向ぼこ
王田 佗介
寒さに弱った蠅に膝を貸してやる優しさ。一茶の名句が、ふと浮かびました。
五 客
君が代はいつも心にひびく歌
小林 良一
自然に背筋がシャンとしますね。日本人であることの幸せを感じます。
岩手山白い帽子が良く似合う
細川 ミキ
作者は春夏秋冬岩手山に向き合って暮しておられます。
耳掻きの当たり細やか妻の愛
山路 義隆
ご夫婦至福のひととき。お揃いでお健やかに!
新品の靴が歩けとまた急かす
阿部 良子
しきりに新品の靴へ目が行く作者。ムズムズしますね。
年賀状喪中はがきで縁が切れ
仲野 まつ乃
寂しいことですね。親しかった友ならなおさらと思います。
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