老友新聞2018年9月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。（編集部）

天　位

雨の音家族で違う物思い

中川　栄子

情景が目に浮かびます。無言で聞いている雨音、それぞれの胸中に去来するもの。

地　位

教訓をはるかに越える被害跡

本庄　一郎

まさに時事吟。被災された多くの方々に心からお見舞い申し上げ、一日も早く立ち直られますように祈っております。

人　位

うな重を横目で見てる隣席

野澤　玲子

やはり、うなぎにすればよかったかな？時節柄その気持ちよくわかります。

五　客

登下校子等を見守る地域の和

飛田　芳野

地域全体が子供等を常に見守る。暖かい心の絆ですね。

ケイタイが強い味方の待ち合わせ

阿部　良子

ほんとに心強いですね。選者も時々重宝しております。

満腹に赤子のように眠り込む

村上　重晃

さぞかし無邪気な寝顔であったことでしょうね。

毎日が命がけですこの暑さ

本庄　一郎

耐えられぬ程の今夏の暑さ。命の危険まで感ぜられます。くれぐれもご自愛を！

すぐ真似る素直な孫の目がこわい

山路　義隆

一挙手一投足、実に子供の目は早いですね。ご要心ご要心。