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2025年04月02日

「除夜の鐘歳も一才消してくれ」2025年3月入選作品|老友川柳

老友新聞2025年3月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天 位

除夜の鐘歳も一才消してくれ

本庄 一郎

数え年では一つ歳を取る元日の前夜の大晦日。煩悩を消すとされる除夜の鐘に向かって年齢を一つ消すよう頼むとは!切なさ漂うお願い事ですね。

地 位

プライドを幾つ捨てたか指を折る

原島 幸男

老境になると、プライドを手放す経験が増えますね。それを振り返りつつ数えるのは、自分史を描くような、きついけれど大切な行動かもしれません。

人 位

十二月余白ばかりの手帳かな

岡本 政子

一年間使って来た手帳。ページを繰ると余白が目立ち、活動の少なさを突きつけられた…。詠嘆の切れ字「かな」を俳句でなく川柳に。新鮮です。

五 客

栄一がすぐ飛んで去く物価高

王田 佗介

諭吉に代わり万札の代名詞となった「栄一」。生活をきつくする物価高の嘆きを表現するテクニックが光りますね。

物忘れ貰ってほしいゆずります

田中 和代

また繰り返した「物忘れ」。このトンマな現実を誰か貰ってくれないかなと、無理筋の希望を述べるユーモアがお見事。

年の功活しきれない長寿国

鈴木 曻

世界有数の長寿国でありながら、老人パワーをどこまで活用できているのか。疑問を「年の功」の語で表すのが巧みです。

余生は与生悔のないよう生きていく

阿部 良子

同じ「よせい」でも、人に与える生き方を目指す、心意気を感じます。川柳で自分を奮い立たせる宣言、いいですね。

忠告の悪罵に変わりつつありて

佐野 磯雄

穏やかに忠告するつもりが、反応が鈍いとエスカレートしてののしりに。ありがちな状況を冷静に見つめる視点に感心。

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