趣味
2019年11月13日
「一人居の余生すこやか今日の月」2019年11月入選作品|老友俳壇
老友新聞2019年11月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
一人居の余生すこやか今日の月
近藤 貞子
高齢者にとってすこやかな日々は何より有難いもの、独り身ならば尚更です。美しい月を見つつ改めて健康を喜ぶ作者、元気であればこそ月を愛でる気持にもなれます。
地
コスモスや少女は大人の顔になり
稲田 知司
中学生くらいの女の子を想像しましたが、この年齢の心身の成長は早いのでしょう。驚きつつ戸惑っているような作者、しかし少女にはあどけなさもまだ残っていたのでは?と思わせるのがコスモスです。
人
見透かしておいでおいでと猫じゃらし
王田 佗介
風に吹かれる猫じゃらしに手招きされているように思ったのです。作者はどんな心を見透かされたのか、色々に想像させる楽しさがある作品です。
この記事が少しでもお役に立ったら「いいね!」や「シェア」をしてくださいね。
- 今注目の記事!