趣味
2018年08月29日
「子燕の巣立ちに朝の風しづか」2018年8月入選作品|老友俳壇
老友新聞2018年8月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
子燕の巣立ちに朝の風しづか
鈴木 とく
この燕の巣を毎日眺めている作者には巣立ちの日がわかるのでしょう。下五音に子燕への温かい眼を感じます。
地
自転車の看護師帰る若葉風
近藤 貞子
仕事を終えて若葉風のなか自転車を駆る看護師です。命を守る大切な仕事への緊張がほぐれそうな光景で、清々しい作品です。
人
俳人にあいにくはなし梅雨に入る
小川 説子
俳人は雨なら雨の風情を、また暑さ寒さなども糧にして句を詠みます。梅雨も厭わず、梅雨ならではの句を作る楽しみがあるのです。作者もその一人でしょう。
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