趣味
2018年07月09日
「信号を見つめて一歩新入生」2018年6月入選作品|老友俳壇
老友新聞2018年6月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
信号を見つめて一歩新入生
元松 五月
この新入生は小学一年生です。青信号で渡ることをしっかり教わったのでしょう。緊張して信号を見つめる様子に初々しい通学ぶりが伝わります。
地
曲るたび匂いのかわる春の風
王田 佗介
花々や木々の匂いなど春の戸外は確かに芳しい匂いがします。その香りを運んでくれるのは春風です。曲るたびに春が来ている喜びを感じそうです。
人
春夕焼夫の遺言何もなし
近藤 貞子
せめて遺言ぐらい残して欲しかった、大切な人を失ったつらさが少しは癒されるかもしれない。遺された人のそんな心情が季語に託されています。
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