趣味
2017年09月12日
「寄せ書きの旗に包みし夏羽織」2017年8月入選作品|老友俳壇
老友新聞2017年8月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
寄せ書きの旗に包みし夏羽織
平岩 しずか
「武運長久」などの文字が記された旗かと思います。この旗の持主だった人は無事帰還されて夏羽織を着る機会もあったのでしょうか?気になる作品です。
地
時の日や遺品の時計動かざる
伊藤 朝子
たぶん古くなって動かないのでしょうけれど、時計を見るたびに故人を偲ぶ作者にとっては、亡き人に殉じた時計のように思えるのかも知れません。
人
梅雨晴や干せるだけ干す共稼ぎ
飛田 芳野
共稼ぎでは日頃の洗濯は必要最小限のものだけになりがちです。思いきり洗濯した作者、この日の空のような爽快な気分です。
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