趣 味
【天の位】「光遊びのプリズムゆれてひとり楽しむ日向ぼこ」 童心に戻って光と一体になれたまま作歌した自然の流れに魅かれ・・・
趣 味
【天の位】「夏は案山子のかぶった帽子冬は私の作業帽」 夏の案山子(かかし)と冬の自分の帽子。戯画化にエスプリ(機知)・・・
趣 味
【天の位】「安いミカンは姿が悪いワシと同じだ買ってくる」 下の句の共感が上の句の当り前の感想に輝きを持たせ救っていま・・・
趣 味
【天の位】「年賀ハガキの番(つがい)の鶏も仲良く並んでとび回る」 酉年の「とり」は「にわとり」のことで見たままに干支・・・
趣 味
【天の位】「愛の手料理笑顔のお酌酒は明日への力水」
この作を天位に抜く選者はいかにも大酒飲みのようですが、手酌一合・・・
趣 味
【天の位】「息子夫婦が思いのままに作る野菜の出来のよさ」
新しい技術や精神を取り入れて次代へ繋ぐ農業。親世代として・・・
趣 味
【天の位】「暑い日でした夾竹桃の花が咲いてた終戦日」
暑い日でしたね。私には集団疎開先の旅館の中庭に教員、生徒全員・・・
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【天の位】「あれが苦労の始めと知れば 恋は悪魔の手まり唄」
恋は悪魔の手まり唄は今までに都々逸で表現されていない詩・・・
趣 味
【天の位】「宿の鏡に夫の顔も 入れて嬉しい薄化粧」
都々逸の雰囲気を詠みっぷりにも情景にも清々しく漂わせて見事。鏡・・・
趣 味
【天の位】「雨が上がれば散歩の仕度 足に気合いを入れて立つ」
下の句が力強く共感を覚える。「雨が上がれば」に待って・・・