気がつけば2024年もあと1週間ほどとなりました。
早くないですか？
一門で秩父旅行行ったのとか結構最近な気がしてるのですが、もう一年前…
ただあの時に比べたら5キロほど体重は落ちました。
お腹まわりがすっきりしてシルエットも相当変わりました。
ただ腰痛が妙に悪化しましたが…
なぜ…
加齢？

さて今年は色んなご縁があり今までに無い経験をさせてもらえました。
アメリカ公演、新婚さんいらっしゃい、大河ドラマなどなど。
本業の落語自体も普段より大きな会場で独演会開催してみたりと例年とはまた違うチャレンジが出来たように思います。
そんな2024年のベスト高座を発表します！
もちろん全部の出番をその日その時なりの精一杯さでやっておりますが、お客様の雰囲気や集中力と自分の出来、体調などがガチッとハマらないと本当にいい高座になりませんので、納得のいく日はなかなかないです。
毎回ベストならいいんですけどね。
現実的には難しく…

では発表します！
今年のナンバーワン高座は、アメリカ合衆国ミシガン州モンロー市での公演です！
モンローの皆さん、おめでとうございます！
なぜこの公演が選ばれたかと言いますと、アメリカ公演は正直全部反応が良く楽しかったですが、その中でも特に思い出深かったから！
アメリカでの最初の2公演(デトロイト美術館とシカゴ大学)は日本人が多かったり、文化に対してかなり前のめりな方たちが多くとてもやりやすい状況でした。
ところがモンロー市の公演は、リバーレーズン国立戦場跡公園という公園の中の劇場という町の施設での落語会でした。
前の2回は満席でしたが、この時は30名ほど。
お客さんが多い方が客席の熱量が増しますので笑いやすくなりますからちょっと心配になります。
で、ほとんど日本語を話さない地元の方々。
かつ、老若男女。
読めない…

ただ2回やって少しリラックスしたせいか、調子に乗って冒頭英語でスターウォーズをからめたジョークを言ってみたら、ものすごくスベるというかなりハードなスタート。
ところが落語の説明でのおまんじゅうを食べる所作や小噺などで少しずつ会場が温まり、最後のネタ『死神』のサゲを言ったあとはスタンディングオベーション。
アメリカの人たちの積極的な姿勢と想像力で、落語がちゃんと海外で通じる！ととても感動しました。
終演後の質疑応答で高校生くらいの女の子に「あなたが来てくれたことに感謝します」と言ってもらえたのもジーンとしました。
まぁ冒頭のジョークもその子がスターウォーズのTシャツ着てたので思いつきで言ってみたら失敗したんですけどね(笑)

私はネガティブ思考なので最初からずっと陽気なお客さんだと「これ、自分じゃ無くてもウケるな…」と考えてしまうのですが、ここでのだんだん温まってく感じが心地よく、モンロー市の公演を今年の1位としました。
あと地元の新聞で、バイデン大統領の記事の横に私の記事も載っけてもらえたのもポイント高いです。
アメリカ大統領と顔写真が並ぶことなんて多分もう今後無いでしょうから。
ただアメリカでウケすぎたせいで日本に帰ってから思ったほどウケず、微妙にフォームを崩したり顔芸がコッテリしたりなど副作用もありましたが、それも全部楽しい思い出です。
またいつか行けますように！
それはさておき来年は来年で精進いたしますので、地球の皆さん何卒よろしくお願いします！

筆者とバイデン大統領

お知らせ

三遊亭ぽん太の定例落語会
ぽん太ラボvol.51 演目：鰍沢、他
日時：1月25日(土)14時開演(13時半開場)
会場：鈴座 Lisa cafe
料金：予約2000円、U29割1500円、ぽん太初めて割1000円
予約・問合せ：pontathe2nd@gmail.com