コラム
2021年03月26日
生活保護の扶養照会 54%が「抵抗感あり」
生活保護の申請をしたことがある人のうち、54%が「扶養照会」に抵抗感があった――。困窮者支援の一般社団法人「つくろい東京ファンド」が行った調査の結果です。
同法人などは、コロナ禍で困っている人の生活相談を年末年始に東京で実施。食料支援も併せて行いました。保護を利用中の人、過去に利用していた人も多く訪れ、そのうち59人に聞き取りをしてまとめました。
「抵抗感」の理由としては「家族に縁を切られるのではと思った」「田舎だから親戚にも知られてしまう」「80歳を超えている親に心配をかけたくない」といった切実な声が上がりました。
現在保護を利用していない人にその理由を尋ねたところ、34%が「家族に知られたくない」と回答。この問題が保護申請への大きなハードルになっていることが浮き彫りになりました。
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