コラム
2016年07月28日
飲み方がわからない!?西洋文化初体験
長野県 S・K
私がはじめてコーヒーを飲んだのは遙か昔。その時のことを時々思い出します。
私が女学校へ行く頃になると、他の地区の人ともお友達になります。ある時友達が、もう一人の友達の家に遊びに行かないかというので、私も喜んでついて行きました。
友人の家は洋品店で、男物のシャツや靴下が並んでいました。
2階へあがっておしゃべりをしていると、お茶を運んできてくれました。見るとびっくり。今まで見たこともない、お茶碗に取っ手がついているのです。そしてさじには角砂糖が2つ乗っています。
私はいったい、これをどうやって飲むのだろうと思っていると、友達も
「これはどうやって飲むの?」
と聞くのです。私は少し恥ずかしい思いをしました。
「これはお砂糖を入れてかき回して、左手に持って飲むんだよ」
と教えてくれました。
おそるおそる、真似をしながら飲んでみました。一口飲んで
「あー、美味しい!」
と、二人で同時に言いました。
「これ、コーヒーっていうんだよ。西洋のお茶だよ」
と教えてくれたのです。
今は誰にでも馴染みのあるコーヒーですが、初めての出会いは驚きの連続だったのです。
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