コラム
2020年12月02日
「高齢者の大腿骨骨折・入院から退院まで」~本紙読者投稿より
事の始まりは、家の廊下でズデン!
あ、とんでもないことになるぞという、そんな痛みが走った。
日曜日のため2人の子が居合わせ、救急車に同乗。隊員の方のテキパキとした動きに安心した。
救急病院では白衣姿がずらりと並び、受け入れ態勢が整っていた。覚悟を決めて「お願いします」と頭を下げた。
痛くてどうなるのかしらと思っていると、すぐにレントゲン室へ。あっち向き、こっち向き、痛いと声も出ません。やはり折れていました。大腿骨骨折です。
手術の日を待つ。2人の子が朝に夕にと見舞ってくれた。先生は、若い2人の方で、「回復が早い」とおっしゃった。
転ぶ、入院、そして手術前の恐怖と術後の痛み……必死になって乗り越えた。
「よーし、うんと元気になってやる!」
生きるという強い願い。我ながら驚きでした。
その後、リハビリ病院に転院。リハビリの毎日です。リハビリスタッフのしっかりとした技術は、もう歳を重ねて固くなった身体を労わりながら根気よく動かしてくれる。
そして念願の「ノルディックウォーキング」でのリハビリ。初めの一歩を踏み出した。この嬉しさは明日へと繋がる。
思いがけず嬉しかったことは、老人クラブのAさんとTさんがお見舞いに来てくださいました。有難いことです。遠い親戚より近くの人達。感激いたしました。
老人クラブの月例会で共に楽しんだビンゴゲームや輪投げが懐かしい。退院して再開を楽しみにしています。(埼玉県 S・K)
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