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「リモート映え」メイクのコツとは?
皆さんの中にはパソコンやスマートフォンで、孫とリモート会話を楽しんでいる方も多いでしょう。そんな時、自分がどのように相手に見えているか考えたことがありませんか。せっかくなら、より若々しく、顔色も良く美しく見られたい。元気な祖父母の顔を見て、孫ばかりでなく息子、娘も喜ぶはずです。そこで、「リモート映え」のコツを専門家にうかがった。
ポイントは眉・チーク・リップ
顔パーツの輪郭際立たせる
リモート会議の際に、メイクをする男性が増えているという。メイクといってもスキンケアのみからアイシャドウや口紅まで幅広く捉えている。モニターに映る自分をより良く見せるためなのだが、それを「リモート映え」というそうだ。
メイクをする男性の年齢層は上は60代まで広がっており、特にリモート会議などの際は今や常識となりつつにあるのかもしれない。
そこで、読者のみなさんにも取り入れられるリモート映えのコツを、メイクセラピストの宮井和美さんにうかがった。
まず女性に向けてのポイントは、
「眉とチーク、そしてリップの3つだけです。年齢と共に顔や顔のパーツの輪郭がぼやけてくるので、線を際立たせることが大切です」
と、宮井さんは言う。
整理すると、
《眉》
眉の輪郭は眉頭をぼかして、眉尻側をくっきり描くイメージです。輪郭の中は毛の流れに沿って埋めていく。海苔を貼ったようにベッタリ塗らないように注意を。眉尻は眉頭より下げないようにすると若々しくなります。
《チーク》
笑ったときに一番高くなるところからこめかみに向かって軽くカーブを描きながら入れる。いつもより少し濃い目に入れるのがコツ。
《リップ》
紅筆にとった口紅で唇の輪郭を取り、中を塗る。色は赤みの入ったピンクなど、ぼやけない色がおすすめ。
「また、Tゾーン、頬の高いところ、顎先にパールタイプのハイライトを入れると若々しくなります」
宮井さんは、男性にもしてほしいことがあると言う。
「リモート会話をするまえに一度洗顔してほしいのです。洗顔フォームを泡立て、顔につけてから洗い流すだけで古い角質が落ちます。顔色がワントーン上がりますよ。そのとき顔をゴシゴシこすらないようにしてくださいね。洗顔後は保湿もしてください。そして、ムダ毛は清潔感を損ねた印象を与えてしまうので、ひげを剃り、ボサボサの眉毛を眉用ブラシで整え、鼻毛もチェックしてください(笑)」
自然光を採り入れて
カメラは顔の位置に
また、さまざまな環境で人物撮影を繰り返すフォトグラファーにも話を聞いた。一番大事なのはカメラの位置のようだ。
「カメラは顔の高さに合わせることが大切です。カメラが顔より下にあるということは、下から覗かれる形になりますが、それが最も老けて見えるんです。特にノート型パソコンの場合は、台の上に乗せるなどしてカメラの位置を調整することをおすすめします」
同時に重要なのは光の取り入れ方だ。
「いちばんいいのは自然光です。ノートパソコンやスマホなら、できれば白い透けるカーテンのかかった窓際に移動して、太陽光が45度の方向から顔に当たるように位置するといいですね」
それが難しい場合は、
「天井の照明の真下から2メートルほど後ろにずれ、レフ板代わりに顔の下に白い布を敷いてください」
という。最近はリングライトという便利なものも発売されている。
「顔や上半身に光が当たるので、影ができにくい。影がないということは若く見えるということです。この場合も顔の下に白い布や紙などを敷くと一層効果的です」
先出の宮井さんは言う。
「血色をよくしたいなら、BBクリームなど男性でも抵抗なく利用できると思いますよ」
今や男性もメイクをする時代。読者のみなさんも一層美しくなって孫や友人とリモートでお話されてはどうだろうか。
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