趣味
2022年02月08日
「湯豆腐や湯気の遠くに飢餓の国」2022年2月入選作品|老友俳壇
老友新聞2022年2月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
湯豆腐や湯気の遠くに飢餓の国
糸井 榮
国民の多くが飢餓の状況にある国、満足に食べられない人々の日々を思いつつ、今温かい湯豆腐を食べることが出来る幸せを噛みしめています。心深い作品です。
地
父の年越えて新春未知の道
小林 良一
亡き父上より長生きできたことを寿ぐ新春です。これからは父も知らない道をしっかり歩もうという覚悟もうかがえます。
人
夕紅葉明日ある命疑はず
近藤 貞子
人間に限らず生物の命はいつか必ず絶えます。明日も生きているという保証はありませんが、それを忘れていることで日々不安なく暮らせるのでしょう。「疑はず」の強い信念は、今後も元気な生活に結びつくことでしょう。
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