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2021年09月22日
原爆により放射性物質帯びた「黒い雨」問題
1945年8月6日、米軍による原爆投下後に広島市などに降った、放射性物質を帯びた雨。すすなどを含んで黒かったため「黒い雨」と呼ばれます。
当時の調査で爆心地の北西方向の「東西11キロ、南北19キロ」が大雨地域とされました。国はこの地域を援護対象地域として、がんなどにかかれば特例で被爆者健康手帳を交付しています。
黒い雨を浴びたものの援護の対象区域外とされた地域の住民84人が、被爆者として認めるよう求めた裁判で広島高裁はこのほど、実際の降雨地域はより広いとし、「黒い雨に遭った人は被爆者」と認定しました。
国は上告しないことを決定。被爆者援護行政の見直しが求められています。
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