コラム
2021年09月09日
「少年達の霊祀る永江観音」~本紙読者投稿より
熊本県小国町に、ひときわ輝く観音様がある。
この観音様は小国町上田に住む永江さん、92歳が1986年に建立したものです。総工費はすべて私財とのこと。
熊本市にあった陸軍予備士官学校で教官をしていましたが、頭脳と体力に優れた少年達ばかりです。恋も愛も知らない少年達を戦場に送り出したことが悔やまれてならないという。今も時々、夢枕に少年達の澄み切った瞳、直立不動の姿で目が覚めることがあるそうです。その少年達の霊を祀るために観音様を建立されたのです。
毎月18日と、4月18日は大祭があり、全国各地からお参りがある。お祈りをして東大から東大教授になった人、医者になった人も、何人もいる。赤ちゃんが授かった人もいるそうです。
戦後は自転車に乗ってキャンディを売ったりして、貧しい生活も送りました。僅かにたまったお金で、土地を買い、それが数百倍の価値となり、たくさんの子供たちへの奨学金や、日赤、学校、神社、仏閣に多大の寄付を続けたということです。
(熊本県 T・A)
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