コラム
2016年07月15日
取り調べの可視化 まだまだ道遠し
警察における取り調べの録音・録画の実施件数を警察庁が発表しました。
それによれば録音・録画件数を「全過程」行ったものは1543件でした。録音・録画が、2013年に導入されて以来、最高の実施件数です。いかにも可視化が進んでいるように見えますが、そうではありません。
5月に改正された刑事訴訟法で可視化が一部義務化されましたが、任意同行による取り調べや参考人の取り調べは対象になっていません。
警察に都合のいい部分だけを公開する恐れも指摘されています。無実の国民が「自白強要」などによって有罪とされるえん罪の危険性は解消されていないのです。
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