高齢者のための情報サイト【日本老友新聞】

老友新聞
ルーペ

コラム

2021年03月10日

「高齢者は骨折にご用心」~本紙読者投稿より

高齢になると骨が脆くなります。今、片杖で歩行をしておりますが、転倒が一番心配です。外ならともかく、家の中でも簡単に骨折します。

某日、老妻とお茶を飲んでいた時のことです。私は新聞を読んでいましたが、突然、たった今トイレに行った妻の叫び声が聞こえたのです。
駆けつけてみると妻は廊下に上向きで倒れていていました。
「転んだよ、早く起こして」
と呼び、悶えていました。
介護用の手摺もあり、左膝が人工関節のため日頃から用心していたのに、それでもこんな事態になりました。
「起こして」
と言うが、私の力では重くて、近くに住む娘に応援を求め、やっといすに腰掛けさせました。しかし、一歩も歩けませんので、かかりつけの整形の先生に相談し、社会福祉事務所との連携で、救急車で病院に運ばれました。大腿骨骨折で、早速入院となりました。

入院4日目に手術がありましたが、私も体調が悪く、留守番をして、翌日見舞いに行きましたところ、多少の「ボケ」があり、自分の事もうやむやでした。それでもことのほか元気そうでした。そのうちリハビリ専門の病院に転院の予定です。

2月は本人の誕生日ですが、それもむなしく、病院食を余儀なくされました。今後はリハビリに専念して、少しでも歩行できるようになることを願っております。老骨は大切に。(島根県 S・M)

 

この記事が少しでもお役に立ったら「いいね!」や「シェア」をしてくださいね。

高齢者に忍び寄るフレイル問題 特集ページ

あなたの体験や感じていることを伝えましょう。

「投稿 読者コラム」のコーナーでは、随筆や提言、貴重な戦争体験や老人クラブなどでの活動記など、コラムを募集しております。

読者投稿の募集はこちら


日本老友新聞・新聞購読のお申込み
日本老友新聞・新聞購読のお申込み
  • トップへ戻る ホームへ戻る