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40代以降のもの忘れ、認知症予防に「脳トレ」は無意味? 重要なのは「脳のおそうじ」
■脳神経内科の名医が「脳のゴミ」を排除するすごいスープを開発
日本認知症学会が専門医を対象に行ったアンケートによると、外出自粛が脳の認知機能に影響を与えると答えた割合は5割弱にのぼりました。
新型コロナウイルスの影響は長期化しており、脳の健康もおびやかされています。
そんななか、脳神経内科の名医として知られる内野勝行医師の著書『記憶力アップ×集中力アップ×認知症予防 1日1杯 脳のおそうじスープ』(アスコム刊)が発売されました。
■誰の脳にも「ゴミ」はある、放置すると脳はどんどん汚れていく
この本のなかで内野医師は「脳をおそうじする」ことで認知機能が回復すると述べています。誰の脳にも「脳のゴミ」と言われるタンパク質の一種「アミロイドβ」が存在しているのですが、健康で若いうちは、自然に体外に排出される仕組みが体に備わっています。
しかし、
・加齢
・生活習慣の乱れ
・ストレスの増大
といったことが原因となり、徐々に脳にゴミが蓄積しやすくなります。この脳のゴミは、溜まりすぎると脳の細胞を死滅させ認知機能の低下を招く危険な存在です。
高齢者だけでなく、40代以降、もの忘れがひどくなる要因として、脳のゴミが挙げられており、中高年になっても生活習慣を改めなかったり、ストレスフルな生活を送り続けていると脳の認知機能はどんどん低下していき、やがては認知症を招くと考えられています。
■脳トレには効果がない!脳を老化から救うのは「脳のおそうじ」
脳の認知機能回復の方法として、一般に広く知られているのが「脳トレ」です。
しかし、実は脳トレに科学的な根拠はなく、脳を鍛える効果はないと言われています。スタンフォード大学をはじめ、海外の研究でも効果を否定する発表が数多くされています。
では、年齢とともに衰えていく記憶力、集中力などを回復する方法はないのでしょうか。それに対する答えが、内野医師が開発した「脳のおそうじスープ」なのです。
このスープには、脳のゴミを効果的に輩出しやすくする成分が凝縮されています。
脳の血流をサラサラにするDHA/EPAや、抗酸化作用のあるセサミン、脳機能を活性化するγオリザノールなどです。
こうした栄養素は、実はスーパで買える身近な食材に豊富に含まれています。脳のおそうじスープは、トマト、ツナ缶、すりごまといった複数の材料を使って、しかも包丁いらずで簡単に作れるのです。トマトは、濃厚なタイプのトマトジュースでも代用できます。
こうした素材は、家庭の料理でも使えますが、スープにすることで栄養素の相互作用が働き、より効果的に成分を摂取できます。
スープは一日一杯飲めば大丈夫。もちろん、2杯、3杯と飲めば効果もアップしますが、無理をしてたくさんの量を摂取するより継続して長く飲み続けることが重要とのこと。
加えて、生活習慣も改善すればより認知機能の悪化を防げます。
和食などの栄養のバランスのとれた食事、十分で質の良い睡眠、有酸素運動などを普段の暮らしに取り入れていきましょう。特に、有酸素運動は効果が高いといわれ、書籍内では、外出自粛中でも自宅で簡単にできる有酸素運動も紹介しています。
まだまだ、コロナで先が見えない状況が続く中、記憶力や認知機能の低下を防ぐ有効な対策として、脳のおそうじスープをぜひ試してみてください。
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