趣味
2020年01月09日
「諦めていた新米がどんと来る」2020年1月入選作品|老友俳壇
老友新聞2020年1月号に掲載された俳句入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天
諦めていた新米がどんと来る
王田 佗介
毎年新米を送って下さる人がいるのです。しかし今年はいまだに届かない。もう来ないと思っていたのに思いがけず届いた。その喜びぶりが「どんと」から伝わります。
地
溜息をつきつつ今日も落葉掃く
松岡 ツルヱ
庭、或いは並木道に近い門前かもしれません。毎日のようにそれも見過ごせない量の落葉です。晩秋から初冬にかけて毎年落葉掃きに苦労されているのでしょう。嫌でも掃かずにおれない、そんな作者の人柄もうかがえます。
人
夕焼を見上げて今日に有難う
河合 てる子
「有難う」は今日も無事に過ごせたことへの感謝の気持です。美しい夕焼けを見ると、このように呟きたくなりそうです。
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