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2015年07月01日

「夏バテ」の症状と予防・暑さは自律神経を不調に

暑い夏がやってきた。今年も早い時期から各地で夏日や猛暑日を記録しており、すでに夏バテ気味の人もいるのではないだろうか。暑さはこれからが本番、夏痩せなどしないように、今のうちからしっかりと夏バテ対策をしていただきたい。今月は夏バテについて、多く見られる症状や予防法などについてまとめてみたので参考にしてほしい。

そもそも「夏バテ」とは何であるのか。人の体内では、心臓をポンプのように動かして血液をめぐらせたり、肺で呼吸をして酸素を取り入れ二酸化炭素を排出したり、食べた物を胃で消化し腸で栄養分を吸収したり、生きるうえでさまざまな仕事が行なわれている。それらの仕事は我々が意識する事なく自動的に行われているものであるが、その仕事をうまくコントロールしてくれているのが自律神経というもの。夏バテとは、暑さによってこの自律神経の働きが乱れることで、さまざまな身体の不調が現れるものである。

自律神経の乱れによって引き起こされる夏バテの症状とはどのようなものか。誰もが経験をしている症状かもしれないが、紹介しよう。

まず食欲の不振。自律神経の働きが乱れると、胃腸の働きも弱まってしまう。そのため食欲が失われてしまう。

食欲がなくなると体力も落ちてしまい、体のだるさや疲労感も現れる。また、暑さのため睡眠不足にも陥りやすく、さらに疲労が蓄積されてしまうのだ。

食欲がないために、水分ばかり口にしたり、そばやそうめんなど、冷たくて口当たりの良いものばかりを食べ続けてはいないだろうか。冷たい水分を取りすぎるとおなかを壊し、下痢をして、脱水になり夏バテが進行してしまう。また食事が偏ると必要な栄養素が補給できずに体力がおちて、また夏バテが進行してしまうのだ。

また、暑い時に汗をかくのは、体にたまった熱を放出して冷やすためであるが、この汗をコントロールしているのも自律神経である。自律神経の働きが乱れると、汗を上手にかけなくなり、体に熱がたまってしまうのだ。

以下に、夏バテをしやすい生活習慣をまとめてみた。当てはまる項目が多ければ多いほど夏バテしやすいといえる。夏バテが進行すると、体力や抵抗力、自律神経が不安定になるために、夏かぜなど、別の病気を引き起こすこともあるので注意が必要だ。

【次ページ】夏バテになりやすい生活習慣 >

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