趣味
2018年12月13日
12月は特選1作品と無審査3作品。|皇寿書壇2018年12月入選作品
今月は「明月夜光に浮かぶ」の1作品が特選に選ばれました。無審査は3作品。(編集部)
特選
松尾 勝造
読み=明月夜光に浮かぶ
確りとした骨格を得て沈着に整斉とし、古朴なる筆調に美しき月を眺める情景が表現されております。
老練な筆致に趣が有り特選とします。
無審査
栗野 孤舟
一貫した筆調で無理が無く、潤渇章法意のままに緊密感があり堂々とした書きぶりは貫禄を有し、運腕自在にして気脈貫徹す。
塚田 濤石
楷書作は風雅さを有し粋な趣の作品です。
線はやや細いものの、厚みのある書線と筆致に好感。
行書作は確実な送筆で筆致快調にて
流石、無審査の作で布置よろしく形意が素晴しい。
久米 恵泉
百歳を迎えられましたこと誠におめでとうございます。この皇寿書壇では九十歳を越えられました方が数名おられます。皆々様ご熱心にご出品下さっておりますが、女史は最年長であり何年も続けてご出品していただき敬服いたします。
楷行草と書体を変え半紙に布置よろしく纏め筆圧を加減し書表現することは脳をよく刺激し、また、出品しようとされる意志がこの長寿を達成させた一要素となっているように思われます。どうぞご自愛なさりご出品が続きますことを切に願います。
さて、「動静…」と書して下さいました作は、「従」字の懐が狭かったものの力強い送筆にリズムがあり、快調に形意も良く纏め健勁也。
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