趣味
2018年12月03日
11月は特選2作品と無審査2作品。|皇寿書壇2018年11月入選作品
今月は「荷浄く露に香を生ず」「懐を聘する以って足れり」の2作品が特選に選ばれました。無審査も2作品。(編集部)
特選
亀村 游石
読み=荷浄く露に香を生ず
要所を得た伸びやかな筆致で、気脈・筆脈が良く繋がり無理なく纏める手腕を評価し特選とします。
谷後 明子
読み=懐(おもひ)を聘(は)する(所以にして)以って(視聴の…)足れり
どの法帖を参考にされて書かれたものか定かではありませんが、蘭亭序を臨書して下さいました。
やや線は細いものの、形意が安定し気負いなく自然な運腕で澄んだ線条が美しく、特選とします。
無審査
塚田 涛石
線の切れ味に妙味がある楷書作。温雅で丸みある筆調が好感な行書作。達者な筆の動きが見事な草書作です。
齋藤 北城
行書の自運書は「庭」字の懐が狭かったが、気宇大にして渾厚なる書線で安定した作です。
隷書作の墨線は深く紙面に食い込み古隷(前漢の前半までの直線的な隷書)的で古朴なる筆調にして風韻豊かなる作で素晴しい。
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