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2018年08月02日
記録的な豪雨に続き猛暑が襲う…熱中症になりやすい高齢者はとくに注意を!
異常気象が列島を襲っている。
7月初め、停滞する梅雨前線が活発化し、西日本を中心に記録的な豪雨となった。土砂崩れや河川の氾濫により死者200人を超える大災害となり、政府は『激甚災害』に指定、被災者の支援・復旧に全力を挙げている。
息つく間もなく、今度は2つの高気圧が張り出し、連日40度に迫る猛暑が襲う。熱中症で、7月23~29日の一週間に13721人が救急搬送され39人が死亡した(消防庁調べ)。この猛暑は当分続きそうだ。
熱中症になりやすく、重症化しやすいのが高齢者。死亡者の8割が65歳以上の高齢者という。
高齢者の熱中症対策は、「こまめな水分補給」と「暑さを避けること」。年を取ると、のどが渇いたことを感じにくくなり、水分の補給が不足がちになる。
たとえば、食事前後・就寝前にコップ1杯の水を飲むなど、習慣化するとよいという。
「暑さを避ける」ということも高齢者ができてないことだといわれる。とくにエアコンを控える人が少なくない。「熱中症のため屋内で死亡した人の90%がエアコンのスイッチを切っていた」というデータもある。
猛暑日はエアコンが必須。暑い日中に外出を控えることは言うまでもない。
異常気象は世界各地で観測されている。
世界気象機関(WMO)は「長期的な温暖化傾向が異常気象をもたらしている可能性がある」という。
早急な地球規模の対策が必要だが、温暖化の原因である温室効果ガス削減を目指したパリ協定から、米は離脱を表明している。
我々は、自己防衛でこの「危険な暑さ」に備えなければならない。(老友新聞社)
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