趣味
2018年02月14日
「書きとめておけばよかったゆうべの句」2018年1月入選作品|老友川柳
老友新聞2018年1月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)
天 位
書きとめておけばよかったゆうべの句
勝亦 はる江
常にメモ用紙を置いといて、せめて出だしだけでも書きとめておけば何とか後が続くもの。これからはそうしましょう。残念でした。
地 位
握手して此の人の名が出ない
黒木 弘
握手したまま相手の顔をじっと見つめ、考えながら、さあ何と言ったっけ。私も話の途中で、アイウエオの順に考えてみる。それでも出ないうちに話は終わる。別れた後で「あー、誰々さんだった」
人 位
おだいじに何と心地の良い言葉
野口 國勝
やさしい相手の心が通じ、心から有難うと言いたくなる。
五 客
さようなら涙が出そう曲がり角
飛田 芳野
次は何時会えるのかしら。是非健康でいて下さい。
菊まつりただで入れる有難さ
王田 佗介
何でも入場料がいる時代。有難いこっちゃ。
〈参考までに〉
有難いただで入れる菊まつり
ちょっと入れ替えるだけ。
物忘れ口をそろえて私もよ
鈴村 三保子
三才の句と同じ。
じゃあまたね言っても切らぬ話好き
野澤 玲子
体の向きがかわってもまだまだ。電話でも、もう終わりかと思っても、それから延々。
生き甲斐の趣味に出合って満ち足りる
阿部 良子
趣味は多い方が良いですよ。
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