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2017年08月02日

世界最高齢の現役モデル「ありのままの自分を愛す」ダフネ・セルフさん89歳から学ぶ

ダフネ・セルフさん、89歳。2014年、世界最高齢の現役スーパーモデルとしてギネスブックに認定された。
美しく生きる術・人生観を綴ったエッセイ「人はいくつになっても美しい」(幻冬舎・刊)には、私たち高齢者にとって示唆に富んだ言葉が詰まっている。

イギリス・ロンドン生まれのダフネさんは、20代の頃に5年間モデルをし、結婚して家庭に入る。しかし、70歳の時に「ヴォーグ」誌に載ったことから“再発掘”され、復帰した。

それから18年。
「いまの私には皺もあればシミもあります。でも、20代の頃より楽しく暮らしています。それはきっと、ありのままの自分を愛しているからでしょう」
という。アンチエイジングもしない、白髪も染めない。
「美しさは心に宿るものです。その心の輝きは顔に表れる。そう私は思っています」

ダフネさんが魅かれる人は、年齢を重ねれば重ねるほど、輝いてくる人。
「様々な経験を積んだ人の顔はそれだけで魅力的です。年は取りたくないという人がいますが、ちっとも怖がることじゃないと思います。年齢は私にとって、ただの数字でしかないから」

夫を73歳で亡くし、来る日も来る日も涙したこともあった。
「愛する人を失った悲しみや心の傷はどれだけ時間がたとうが消えません。でも、悲しみに寄り添って生きる術なら見つけられる」
という。
「苦しみながらでも、そんなふうに生きていければ、いつしか痛みも自分の一部として、つきあっていけるようになるのです」
と。

彼女の座右の銘は「get on with it」。「嫌なことは忘れて、とにかく前へ進め」という意味である。(老友新聞社)

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