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健康維持の鍵はウォーキングの継続!日本1周8955㎞が目標?バーチャル日本一周「歩こうかい」の活動
運動は何歳になっても続けるべきことのひとつだ。しかし、普段の運動量や個々の体力、健康状態によって、どんな運動を選ぶかが大切になってくる。もし読者の方がもう何年も運動していなければ、お勧めなのはウォーキングだ。ところで、ここでもひとつの懸念がある。それは継続できるかどうかだ。そこで、『バーチャル日本一周歩こうかい』を紹介しよう。
歩いた距離ネット上で管理
『バーチャル日本一周歩こうかい』(以下『歩こうかい』)とは、一言で言うと健康のためにウォーキングを推奨するサイトだ。歩いた距離をインターネット上で管理しながら、日本一周分の距離8千955㎞を歩くことを目標としている。このサイトの運営母体であるNPO法人健康ウォーク21代表・園田義夫さんに、『歩こうかい』設立のきっかけを聞いた。
「27~28年前、二人の兄が生活習慣病を患ったのがそもそものきっかけです。高血圧の家系でもあり、私自身の生活習慣病の予防のために、健康管理をウォーキングに託すことにしたのです。そして、2回目の日本一周達成も間近というとき、『この考え方をインターネットで提供すれば、多くの人がウォーキングを継続できる』と思ったのです。継続することが健康維持につながりますからね」
日本一周歩こうかいのWEBサイト
園田さん自身は、毎日のウォーキングを欠かさない。出社前、出社後から就業前、昼食後と時間を作っては歩く。こうして1日2万~2万5千歩歩くという。
小さな達成の繰返しが継続する気持ち後押し
日本のどこからでもスタート可
園田さんは言う。
「高血圧の薬は飲んでいますが、深刻ではない。生活習慣病にもならずに過ごせています」
『歩こうかい』の仕組みはこうだ。日本のどこからでもスタート可能。出発点がゴールとなり、主要都市を訪れながら日本を時計回りに進んでいく。
『歩こうかい』に会員登録し、自分のページに歩いた距離をはじめ基本情報を書きこむだけで、ゴールまでの残りの距離や歩いた距離のトータルなどが更新される。
また、地図上で道程をたどることもできる。トップページに日本ウォーキング協会のリンクが貼られており、そこからの情報で日本ウォーキング協会のイベントに参加する人も多いようだ。
「寝込み年齢」に5~7歳の差
園田さんは、サイトに参加する効果を、こう語る。
「サイトには掲示板があるのですが、多くの方がそこで自身のウォーキングを報告してくれます。参加したイベントや距離、歩きながら見た風景や各地の特産品の写真など……。それが他の会員たちの励みにもなっているようです」
中には仲間同士で登録し、順位付けをする人もいるそうだ。ちなみに、仲間同士の会員番号は枝番になっている。
「まず、漫然と日本一周を目指すのではなく、向かう方向の最短距離の県庁所在地を目指すのがコツです。ここまで来た、次はここまで、と小さな達成の繰り返しが継続する気持ちにつながります。また、観光地を訪れるのも楽しいですよ。インターネットで名所や名産品を調べて旅行気分を楽しむのもいいですね」
これならウォーキングも長続きしそうだ。
最後に園田さんはこう言った。
「私はデイサービスを経営しているのですが、ウォーキングをしている人としていない人では、やがて寝込むようになるまでの年数に5~7歳ほどの差があると感じています。ウォーキングはそれほどまでにお勧めなんですよ」
天気や体調によっては休むことも念頭におきつつ、より一層ウォーキングを楽しみたいものだ。
なお、『バーチャル日本一周歩こうかい』に興味のある方はこちらにアクセスを。
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