コラム
2017年06月20日
湯治の醍醐味…それは素晴らしい人々との出会い!温泉でのおしゃべりも健康の素?
東京都 T・T
昨年の暮れに、北海道長万部の山中、雪積もる「二股らぢうむ温泉」に12泊してまいりました。万病に効くという霊泉は、道内外の客で賑わい、素晴らしい人々との出会いがあり、湯治の醍醐味を味わいました。
新聞記者だったTさんは、5年前、大腸がんのステージ4と告知され、5回の手術、抗がん剤治療、漢方、丸山ワクチン、にんじんジュース、結構マッサージ、歩行と、そしてこの温泉でがんを克服し、さわやかに古希を迎えられました。抗がん剤治療も終了し、クアラルンプールに46泊の英語留学もされ、この2月にはラオス、ベトナムの一人旅に出られました!
心身障害者青少年の水泳指導をボランティアで30年続けてこられたKさんは、還暦を迎える厚岸水産高校の教え子達と、こんぴら詣でに行くのを楽しみにしておられました。温泉プールでは、歩行や水泳を指導していただき、感謝です。
元海軍特別年少兵で、同期はほとんど戦死してしまったというAさんは、美唄の農家を息子さんに任せ、脊椎管狭窄症を二股の温泉で治し、今は地元のサークル活動の中心となって社交ダンスを楽しむ91歳です。姿勢がよく、ワルツがお好き。
14歳で海軍特別年少兵に志願し、翌年終戦となり、命を拾ったTさんも、鍛えられた柔軟体操が役立っており若々しいです。昨年から俳句をはじめ、千歳札幌間の定期券を買って句会に通い、週5日は札幌の街や地下道を1日1万歩、歩きにいくそうです。
北海道の海の幸を頂き、霊泉に浸かり、人々の豊かな生き方を聞き、良き療養となりました。(老友新聞社)
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