コラム
2017年05月05日
被災者の笑顔に触れられた旅。手作りのタワシに込められた復興への願い
兵庫県 H・Y
先日、友人から東北のバザーに誘っていただきました。
「できることならならみんな買いたい!」
と思うほど珍しいものばかり。
その中でも思わず沢山買ったのが、アクリル製の束子(たわし)。可愛くて、上手に作っていて、シールの裏には作者の名前がフルネームで、肉筆で書かれておりました。
「うに」「ひらめ」「ほたて」と、東北の海の幸を編んでいらっしゃる様子。思い浮かべて嬉しくなりました。
あの大震災から早6年。一歩また一歩、皆懸命に生きていらっしゃる様子をこの束子に見ることが出来ました。
遠い昔に読んだ小説の舞台、東北の「田野畑」にも行きました。一度は行ってみたいと、ずっと思っていました。一人で新幹線で盛岡へ、そしてバスで北へ2~3時間、その山の中の辺ぴなところにも仮設住宅が。もちろん駅なども皆仮設でした。
テレビのニュースで、少しずつ元の姿に戻っているさまを報じられ、自分のことのように嬉しいです。
可愛い束子を身ながら、仮設で出会った方々の笑顔が忘れられずに、ペンを執りました。(老友新聞社)
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