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コラム

2024年09月20日

温暖化による漁獲量 サケ、サンマなど激減

サケやサンマが温暖化により激減―。農林水産省が5月に発表した、海で行われる漁業の2023年の漁獲量(能登半島地震の影響により石川県を除いた速報値)に関する統計でわかりました。

23年の海の漁獲量は前年から4.3%減少しました。特に深刻なのが、サケ類、サンマ、スルメイカの3種です。2014年と比べ、サケ類は14万7千トンから6万トン、サンマは22万9千トンから2万6千トン、スルメイカは17万3千トンから2万トンに激減しています。

これら3種の魚は水温が低い海域を好み、北海道や東北、北陸などで水揚げされてきました。近年、地球温暖化の進行により、産卵場や生育場が変化したり、稚魚が育ちにくくなるなどの影響が出ています。大型外国漁船による乱獲の可能性も指摘されています。海の生態系を守るための国際的な管理強化が必要です。

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