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医療と健康

2024年05月16日

睡眠の質を高めるために

言わずと知れたことですが、睡眠は子どもから高齢者まですべての年代において健康増進・維持に不可欠な休養活動です。睡眠時間が思うように取れない場合、睡眠の質を高めることがポイントになるでしょう。

個人差はあるものの成人の必要な睡眠時間は6~8時間と言われています。長ければ健康になるというものではありませんが、睡眠時間が足りず、日中眠くなってしまう場合は、午後3時までに30分以内の短い昼寝をすると、作業能率の改善に効果的です。昼休みをぜひ利用してみましょう。

適度な運動習慣も、眠りやすくなり、質の良い睡眠がとりやすくなります。わざわざジムに行かなくても、エスカレーターを使わずに階段を上る、一駅手前で降りて歩くなど、ちょっとした工夫で日常生活に運動習慣を取り入れることができます。

また、人の体に備わっている体内時計のメカニズムとして、朝、日光を浴びると1日の生活リズムが整えやすくなります。日光を浴びてから14~16時間後には、睡眠を促す催眠作用があるメラトニンというホルモンが分泌されます。そのため、朝、起きたらまずは日光を浴びましょう。

さらに、この大事なメラトニンは、スマホやPCなどに多く使われているブルーライトを浴びることで分泌がかなり抑えられてしまいます。できる限り就寝前は使用を控えたいものです。

夜食をとる人も多いと思いますが、体が消化を優先し、眠りが浅くなりますので、眠る前には食べないほうがよいでしょう。

厚生労働省からは「健康のための睡眠12箇条」がでています。ぜひ参考にして、質の良い睡眠を心がけましょう。

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山本 晴義 医師
  • 心理カウンセラー

日常よくある心の悩みについて、山本先生が解説します。心を健康に保ち、毎日健やかに過ごしましょう!

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