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2023年08月04日
便利さの裏に潜む落とし穴…高齢者を狙ったサイバー犯罪増加
パソコン、スマホを手にして20年以上になるが、初めてパソコンIDをフィッシング(アカウント情報など個人情報が盗まれる)される体験をした。早くに気づき対処したため被害には至らなかったが、紐付いているデバイスを初期化する羽目になった。
今やデジタルは、私たちの生活にとって切っても切り離せない関係である。特に、人と人との接触が制限されるコロナ禍にあって、オンラインでの買い物やリモートを通しての家族・友人とのコミュニケーションなどで利便性を実感した方も多いだろう。
世代間格差があると言われてきたデジタル活用だが、NTTドコモモバイル研究所の「シニアの携帯電話、スマートフォン所有状況調査」(2022年)では、60代は前年の80%所有から91%に、70代は62%所有から70%にそれぞれ上昇している。
しかし一方で、高齢者を狙ったサイバー犯罪も増加しているという。警視庁が注意喚起を呼びかけるのが、「サポート詐欺」とも呼ばれる架空料金請求詐欺。「お使いのコンピューターはウイルスに感染しています」などと不安を煽るような警告画面を表示させ、サポート料と称した金銭を騙し取る事例などだ。
国のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に伴って、今後行政サービスのデジタル化が進んでいくことが考えられる。前のめりにならず、便利さの裏に潜む落とし穴に注意しなければと自戒させられた。
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