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2023年07月04日

「消えたことば辞典」が話題。時代の移り変わりによって使われなくなった懐かしいことばの数々…

辞書から消えた言葉だけを集めた辞書――三省堂が発売した「消えたことば辞典」が多くのメディアで取り上げられ、話題となっている。

昭和18(1943)年に発刊した『明解国語辞典改訂版』から、令和4(2022)年の『三省堂国語辞典第八版』までの80年間にわたる計9回の改訂で削除された1000項目を厳選し収載した異色の辞典だ。

例えば、『三省堂国語辞典』初版(1960・昭和35年)で項目を削除された「バスガアル」〈バスの女車掌〉。われわれシニアにとっては懐かしい言葉の響きだ。

〈1920年に「青バス」と親しまれた東京市街自動車に初登場した。女性が各種の職場に社会進出するのに合わせて、ことばの面でも「○○ガール」が簇出した。
1957年には、コロムビア・ローズの唄う「東京のバスガール」がヒットした。しかし項目が削除された頃から路線バスはワンマン化が進み、バスガールたちも姿を消していった〉
と説明されている。

このほか「コギャル」「赤電話」「省線」などなど、時代の移り変わりによって使われなくなった懐かしいことばの数々が並ぶ。その言葉には、個々人それぞれにとっての人生の喜怒哀楽につながる思い出が詰まっている。

消える言葉もあれば、新たに加わる言葉もある。
「黙食」「おうち○○」「人流」などコロナ禍に広まった言葉が最新改訂版に新たに加わった。

言葉は時代の空気を吸い、共に生きていると実感できる。

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