趣味
2022年12月06日
「夕焼けに映えて豊かな黄金波瑞穂の国は美し美し」2022年12月入選作品|老友歌壇
老友新聞2022年12月号に掲載された短歌入選作品をご紹介いたします。(編集部)
一 席
夕焼けに映えて豊かな黄金波瑞穂(みずほ)の国は美(うま)し美(うるわ)し
王田 佗介
黄金に実った稲が夕陽に染まりながら風に揺れている美しい光景。日本国の美称である「瑞穂の国」。万葉調に大らかに詠い上げました。
二 席
低き声響かせ鳴ける山鳩は夕べ逆光の中にふくれる
荻野 徳俊
逆光の中に一羽だけがそこにいて、何度も腹をふくらませ鳴いている静かな光景を思わせる、印象深い一首です。
三 席
木鋏の音響かせてさっぱりと枝を落とせば秋訪れる
藤澤 忠男
剪定の季節ですね。鋏のシャキシャキという心地良い音が晴れた日を思わせ、秋を迎える気持ちを高めてくれるようです。
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